深谷市で、パソコン作業やスマートフォンの操作が続き、首から肩にかけての重だるさがなかなか取れないという方からのご相談を、当院ではいただくことがあります。いわゆる「ストレートネック」と呼ばれる状態について、実際の症例を交えながら、当院の考え方をお伝えします。
深谷市にも、デスクワーク中心の仕事をされている方、在宅での作業が増えた方など、長時間同じ姿勢で過ごす方が多くいらっしゃいます。首の不調は年代を問わず起こりうる症状ですが、その背景にある生活習慣は人によってさまざまです。
ストレートネックとは
本来、首の骨(頸椎)は緩やかに前方へカーブした形をしており、このカーブが約5〜6kgあるとされる頭の重さを分散させる役割を担っていると考えられています。ところが、長時間のパソコン作業やスマートフォンの操作などで頭が前に突き出た姿勢が続くと、この生理的なカーブが徐々に失われ、首がまっすぐに近い状態になっていくことがあります。これがいわゆる「ストレートネック」と呼ばれる状態です。
カーブが失われた状態では、本来分散されるはずの頭の重さが首や肩の特定の筋肉に集中しやすくなると考えられています。その結果、肩こりや首の重だるさだけでなく、頭痛や眼精疲労、自律神経の乱れのような症状につながることがあるとされています。
なぜ深谷市でこうしたご相談が増えているのか
近年、デスクワークや在宅勤務の増加により、パソコンやスマートフォンの画面を見る時間が長くなっている方が増えています。深谷市にお住まいの方の中にも、通勤時間の車内でスマートフォンを見る、仕事中は一日中パソコンに向かうといった生活を送っている方は少なくありません。
こうした姿勢が習慣化すると、本人が気づかないうちに頭が前方に出た姿勢が定着していきます。「猫背」や「巻き肩」といった姿勢の崩れと合わせて起こることも多く、単に首だけの問題ではなく、背中や肩甲骨まわりを含めた身体全体のバランスの崩れとして現れることもあると当院では考えています。
在宅勤務が増えたことで、オフィスの椅子やデスクとは異なる環境で長時間作業をされている方も多くなりました。ダイニングチェアや床に座っての作業が続くと、オフィスより姿勢が崩れやすくなることがあると当院では感じています。作業環境そのものを見直すことも、負担を減らす一つのきっかけになります。
症例紹介:デスクワークが中心の20代男性のケース
以前、デスクワーク中心の仕事をされている20代の男性の方が、肩こりと首の強い張り感、目の奥の痛みのような眼精疲労を訴えて来院されました。残業が多く、以前は保険診療で通院されていたとのことでしたが、しばらく間があいての来院でした。
検査を行うと、頭が前方に出た姿勢が確認され、骨盤がやや後傾している状態も見られました。当院では、頭が前に出る姿勢は首だけの問題ではなく、骨盤の傾きや背骨全体のバランスと連動していることが多いと考えています。このケースでも、全身のバランスを整える施術を行った上で、日常生活での座り方について、坐骨で座ること、骨盤を立てること、腹筋で上体を支えることを意識していただくよう、宿題としてお伝えしました。
初回の施術を終えた時点では、まだ経過の途中ですが、ご本人からは肩まわりの張り感が和らいだという感触を伺っています。姿勢の癖は長年かけて定着したものであることが多く、施術と合わせて日常生活での意識づけを続けていただくことが、変化を積み重ねていく上で大切だと当院では考えています。
なぜマッサージだけでは根本的な変化が出にくいのか
肩や首の張りを感じると、マッサージで筋肉を揉みほぐしたくなる方も多いと思います。マッサージは一時的に血流を良くする効果が期待できますが、頭が前に出た姿勢そのものや、背骨・骨盤の傾きといった構造的な負担のかかり方までは変えられないことがあります。
当院では、張りを感じている筋肉そのものだけでなく、その負担を生み出している姿勢の癖や骨盤・背骨のバランスにアプローチすることを大切にしています。負担のかかり方そのものが変わらない限り、一時的に楽になってもまた同じ張りが戻ってきやすいと考えられるためです。
ストレートネックが引き起こすことがあるさまざまな症状
ストレートネックというと首や肩の痛みを思い浮かべる方が多いと思いますが、それだけにとどまらないことがあると当院では考えています。頭の重さが分散されにくくなることで、後頭部から側頭部にかけての頭痛につながることがあるほか、目の奥の痛みのような眼精疲労、さらには自律神経の乱れによるめまいやだるさとして現れることもあるとされています。
また、首から肩にかけての筋肉の緊張が続くことで、腕や手にかけてしびれのような感覚が出る方もいらっしゃいます。こうした症状は一見バラバラに見えても、頭部が前方に出た姿勢という一つの背景でつながっていることがあるため、当院では首だけでなく身体全体の状態を確認するようにしています。
年代によって異なる、ストレートネックとの向き合い方
若い世代の方の場合、スマートフォンの使用時間の長さが姿勢の崩れに関わっていることが多い傾向があります。一方で、40代・50代以降になると、長年の仕事による姿勢の癖に加えて、身体そのものの柔軟性が徐々に低下してくることも背景として重なりやすくなります。
年代を問わず共通して言えるのは、姿勢の崩れは短期間で作られるものではなく、日々の積み重ねによって定着していくという点です。そのため、施術によって一時的に負担を軽減するだけでなく、日常生活の中での意識づけを年代に応じて続けていただくことが、変化を積み重ねていく上で大切だと当院では考えています。
ストレートネックと姿勢の崩れの見分け方
首や肩の不調にはいくつかの背景がありますが、代表的な二つのタイプについて、当院での見立ての傾向をまとめました。
| タイプ | 背景 | 症状の出方 | アプローチ |
|---|---|---|---|
| デスクワーク由来型 | 長時間のパソコン作業・スマートフォン操作による頭部前方位 | 夕方にかけて重だるさが強まりやすい・眼精疲労や自律神経症状を伴うこともある | 全身のバランス調整と姿勢の意識づけ |
| 急性の張り由来型 | 特定の動作や急な負荷による筋肉の張り | 特定の動きで痛みが強まりやすい | 張りの原因になっている部位を中心に確認しながら施術 |
上記はあくまで一般的な傾向であり、実際にはいくつかの要因が重なっていることも少なくありません。気になる症状がある場合は、自己判断せず一度検査を受けていただくことをおすすめします。
ご自宅でできるセルフケア
長時間のデスクワークが続く場合は、1時間に一度を目安に、軽く肩を回したり、首をゆっくり左右に倒したりする時間を作ることをおすすめします。急に強く動かすのではなく、無理のない範囲で少しずつ動かすことを意識してください。
椅子に座る際は、深く腰かけて骨盤を立てるように意識し、画面の高さを目の高さに近づけることも一つの工夫になります。画面が低い位置にあると、自然と頭が前に出やすくなるためです。スマートフォンを見る際も、できるだけ目の高さまで持ち上げるようにすると、首への負担を減らせることがあります。
就寝時の枕の高さが合っていないと、就寝中も首に負担がかかり続けることがあります。朝起きたときに首の重だるさを感じる方は、枕の高さを見直してみるのも一つの方法です。
深谷市でストレートネックの施術を受ける際に当院が大切にしていること
当院では、首や肩の張りを一時的にほぐすだけでなく、その負担を生み出している姿勢の癖や身体全体のバランスにアプローチすることを大切にしています。柔道整復師として20年以上の臨床経験の中で、デスクワークによる姿勢の崩れが、首や肩だけでなく、頭痛や自律神経の乱れといったさまざまな症状につながっているケースを数多く見てきました。
姿勢の癖は、本人が意識しないうちに長い時間をかけて定着していくものです。そのため、施術だけで完結するのではなく、日常生活での座り方や画面の見方といった小さな意識づけを積み重ねていただくことも、施術と同じくらい大切だと当院では考えています。深谷市にお住まいで、パソコン作業による首の重だるさにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
よくある質問(深谷市の方からよくいただくご質問)
Q. ストレートネックは検査で分かりますか?
A. 姿勢の確認や触診を通じて、頭部が前方に出ているかどうかなどを確認していきます。レントゲンでの詳しい確認が必要な場合は、医療機関をご案内することもあります。
Q. どのくらいの施術回数で変化を感じられますか?
A. 症状の程度や姿勢の癖の定着度合いによって異なります。今回ご紹介したケースは経過の途中ですが、まずは現在の状態を確認させていただいた上でご案内しています。
Q. デスクワークを続けながらでも施術は受けられますか?
A. はい、多くの方がお仕事を続けながら通院されています。日常生活の中でできる工夫も合わせてご案内しています。
Q. 子どもでもストレートネックになりますか?
A. スマートフォンやタブレットを長時間使用するお子さんも増えており、姿勢の崩れが見られることがあります。気になる場合はご相談ください。
Q. マッサージとの違いは何ですか?
A. マッサージは筋肉を緩めることを主な目的としていますが、当院では姿勢や骨盤・背骨のバランスを含めて全身を確認しながら施術を行っています。
Q. 眼精疲労や自律神経の乱れも関係がありますか?
A. 首まわりの負担が、眼精疲労や自律神経の症状に関係していることがあると考えられています。すべての方に当てはまるとは限らないため、まずは状態をお伺いします。
Q. 施術は痛いですか?
A. 強い力を加える施術ではなく、身体の状態を確認しながら、負担の少ない方法で進めていきます。
Q. 枕を変えるだけで改善しますか?
A. 枕の高さの見直しは一つの工夫になりますが、それだけで完全に改善するとは限りません。姿勢全体の癖を含めて確認することをおすすめします。
Q. 猫背や巻き肩と一緒に指摘されることはありますか?
A. はい、頭部が前に出た姿勢は猫背や巻き肩と合わせて起こることが多く、当院では首だけでなく背中や肩甲骨まわりも含めて確認しています。
Q. 温めた方がいいですか、冷やした方がいいですか?
A. 慢性的な重だるさであれば温めることで楽になる方が多い一方、急な強い痛みがある場合は冷やす方が適していることもあります。状態に応じてご案内しています。
Q. 在宅勤務でも施術は続けられますか?
A. はい、在宅勤務中心の方も多く通院されています。作業環境の見直しについても、状況をお伺いしながらご案内しています。
長時間のデスクワークやスマートフォンの操作が続く中で、首や肩の重だるさを感じている方は少なくありません。姿勢の癖は長年かけて定着したものであるため、すぐには変わらずもどかしさを感じる時期もあるかもしれません。それでも、一時的にほぐすだけでなく、負担のかかり方そのものを少しずつ見直していくことで、以前より軽やかに過ごせる毎日に近づいていけたらと当院では考えています。
▼この症状の専門ページ:首について詳しくはこちら|深谷たいよう接骨院
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著者:田島 陽平(たじま ようへい)
治療家・株式会社キュアクオリティ代表。柔道整復師として20年以上の臨床経験を持つ。整形外科・接骨院勤務を経て独立し、埼玉県深谷市・熊谷市で2院を経営。カイロプラクティック歴15年以上・オステオパシーを組み合わせた独自の施術スタイルで、坐骨神経痛・腰痛・肩こりなど慢性症状でお悩みの方のサポートを行っている。現在は国際基準のフランス式オステオパシーを学んでいる。
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参考文献
・日本整形外科学会「肩こり」/長時間同じ姿勢を続けることや前かがみの姿勢、精神的なストレスなどが原因になるとされています
日本整形外科学会の解説ページを読む
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為や診断を行うものではありません。
症状が重い場合や長期間続く場合は、医療機関へのご相談をお勧めします。


