田島 陽平(たじま ようへい)/柔道整復師歴20年以上 / カイロプラクティック・オステオパシー/株式会社キュアクオリティ代表|深谷・熊谷 たいよう接骨院

「またやってしまった…」朝、顔を洗おうとかがんだ瞬間に走った腰の激痛——。深谷市の深谷たいよう接骨院・整体院には、こうした「繰り返すぎっくり腰」のご相談が数多く寄せられています。今回は、ぎっくり腰になったときにまず知っておきたい対処法と、「繰り返してしまう」背景にあるものについて、柔道整復師として20年以上現場に立ってきた経験からお伝えします。

ぎっくり腰になったとき、まずやってはいけないこと

急に腰に痛みが走ると、誰でも「とにかく動きたくない」「早く治したい」という気持ちになると思います。ですが、その「早く治したい」という気持ちから取ってしまう行動が、かえって回復の妨げになっていることがあります。

「とにかく安静に」は本当に正しい?

昔から、ぎっくり腰になったら「布団に入って動かずじっとしているのが一番」と言われてきました。たしかに、痛みが非常に強い発症直後の数日間は、無理に動かすべきではありません。

しかし近年では、必要以上に長い期間「全く動かない」状態を続けることが、筋肉の柔軟性や血流の低下につながり、かえって痛みが長引く一因になりうることも分かってきています。

大切なのは、「動かない」か「無理に動く」かの二択ではなく、「痛みの出ない範囲で、できることから少しずつ身体を動かしていく」というバランスです。横になったままの時間が長くなりすぎていないか、一度振り返ってみてください。

SNSの「一発で治る体操」を試す前に

最近は、SNSや動画サイトで「これをやれば一発でぎっくり腰が治る」といったストレッチや体操が数多く紹介されています。

当院にも、こうした体操を試した直後にかえって痛みが強くなってしまい、来院されるケースが増えてきました。

ぎっくり腰と一言でいっても、痛みの出ている部位や動きの制限のされ方は一人ひとり異なります。動画で紹介されている体操が、たまたまその方の身体の状態に合っていなければ、負担をかけてしまうこともあるのです。

「効果がある」と紹介されている情報ほど、まずは自分の身体の状態に合っているかどうかを確認してから試すことをおすすめします。

繰り返すぎっくり腰の背景にあるもの

ぎっくり腰そのものの痛みは、多くの場合1週間前後で少しずつ落ち着いてくると言われています。しかし、「数ヶ月に一度」「年に何度も」というように繰り返してしまう場合、その都度の痛みだけを見ていても根本的な部分が見えてこないことがあります。

症例:育児と仕事を両立する女性講師さんのケース

以前、当院にいらっしゃった30代の女性の患者さんは、ピアノの個人指導をしながら、小さなお子さんの育児をされている方でした。数日前から急に腰の痛みが出てしまい、「またぎっくり腰になってしまいました」とのことでした。

詳しくお話を伺うと、レッスンのための移動や指導中の座り姿勢、お子さんの抱っこなど、前かがみの姿勢や座っている時間が長い生活を送られていることが分かりました。

検査をしてみると、骨盤の中心にある「仙骨」という骨が前方に傾いた状態になっており、腰をしっかり伸ばしきれない状態になっていました。腰まわりの筋肉の緊張をやわらげるアプローチに加えて、骨盤や頭蓋骨まわりの調整を行ったところ、施術後にはご本人も驚かれるほど、すっと真っ直ぐ立てるようになったと感じていただけました。

「炎症」だけでなく「土台のバランス」という視点

今回のケースのように、施術によって比較的短い時間で身体の感覚に変化が出ることがあります。これは、痛みの背景に、その時々の炎症だけでなく、骨盤や背骨など身体を支える「土台」のバランスが関係している場合があることを示すひとつのサインだと考えています。

もちろん、繰り返してしまう原因はひとつとは限りません。日々の姿勢や生活習慣、過去のケガの影響など、いくつかの要因が積み重なっていることが多い、というのが現場で多くの方を見てきた中での実感です。「とりあえず痛みが引いたから大丈夫」と繰り返してしまう方は、一度こうした土台の部分に目を向けてみることをおすすめします。

深谷たいよう接骨院・整体院でのアプローチ

当院では、急なぎっくり腰の痛みに対する保険施術はもちろん、繰り返してしまう方に向けて、身体全体のバランスを確認するアプローチも行っています。

アクティベーターを使ったやさしい矯正

骨格のバランスへのアプローチとして、当院では「アクティベーター」という小型の器具を使った矯正を取り入れています。ボキボキと音を鳴らすような強い刺激ではなく、ピンポイントに優しい刺激を加えることで、関節の働きや神経の伝わり方を整えていくアプローチです。

「音が出ないので怖くなかった」「思っていたより優しい施術だった」という声をいただくことも多く、痛みが強い急性期の方にも安心して受けていただけます。

田島自身も経験している「繰り返すぎっくり腰」

実は、当院代表の田島自身も、年に2〜3回ほどぎっくり腰を経験することがあります。柔道整復師・カイロプラクターとして20年以上、多くの方の身体を見続けてきた人間でも、繰り返してしまうことがあるのです。

だからこそ、「繰り返してしまうのは、決して特別なことでも、自分が悪いわけでもない」ということ、そして「その背景にある身体の使い方やバランスに目を向けることで、付き合い方は変えていける」ということを、自分自身の経験も踏まえてお伝えしたいと思っています。

自宅でできるセルフケアと初期対応のポイント

最後に、ぎっくり腰になってしまったときに自宅でできるセルフケアのポイントをご紹介します。

急性期(発症から48〜72時間)の過ごし方

発症直後、患部に熱感やズキズキとした痛みがある場合は、保冷剤などで冷やすことで楽になると感じる方が多いようです。タオルで包んだ保冷剤を15〜20分程度当てて、皮膚の感覚を見ながら調整してください。

発症から2〜3日が経ち、熱感が落ち着いてきたら、今度は温めることで血行を促し、回復をサポートできる場合があります。「冷やす」「温める」のどちらが正解ということではなく、その時の身体の状態に合わせて切り替えていくことが大切です。

寝るときの姿勢・湿布の選び方

寝るときに腰の負担を感じる方は、仰向けで膝の下にクッションや丸めたバスタオルを入れてみてください。膝が軽く曲がることで、腰まわりの筋肉の緊張が和らぐと感じる方が多いです。横向きで寝る場合は、両膝の間にクッションを挟むと骨盤が安定しやすくなります。

湿布については、冷感タイプ・温感タイプのどちらを選ぶか迷う方も多いと思いますが、発症直後の急性期はまず冷感タイプから試してみるのが一つの目安になります。

ぎっくり腰の時にやってはいけないこと

最後に、ぎっくり腰になったときに避けたい行動を3つご紹介します。

1つ目は、痛みを我慢して普段通りに動こうとすること。痛みは身体からのサインです。無理をすると回復が遅れてしまうことがあります。

2つ目は、自己判断で長時間の安静を続けすぎること。先ほどお伝えした通り、必要以上の安静はかえって回復の妨げになる場合があります。

3つ目は、自分の状態を確認しないまま、SNSなどで見た体操やストレッチをいきなり試すことです。気になる場合は、まず専門家に相談してから取り入れることをおすすめします。

よくある質問

Q1. ぎっくり腰になったら、すぐに接骨院に行っても大丈夫ですか?

A1. はい、大丈夫です。ぎっくり腰のような急な腰の痛みは、接骨院での保険施術の対象となります。痛みが強い時期だからこそ、早めに状態を確認することをおすすめします。

Q2. 何度もぎっくり腰を繰り返しています。どうすればいいですか?

A2. 繰り返してしまう場合は、その都度の痛みへの対応だけでなく、骨盤や背骨など身体全体のバランスを確認することをおすすめします。当院では検査を行い、現在の身体の状態に合わせたアプローチをご提案しています。

Q3. 痛みが引いたら、もう施術には通わなくても大丈夫ですか?

A3. 痛みが落ち着くと「もう大丈夫」と感じる方が多いのですが、繰り返しやすい方の場合、痛みがない時こそ土台のバランスを整えておくことが、次の発症の予防につながると考えています。

繰り返すぎっくり腰でお悩みの方は、一人で抱え込まずにご相談ください。

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公式LINEはこちら:https://lin.ee/SQ2ktEn

院の詳しい情報はホームページをご覧ください:https://taiyo-fukaya.com/

初めて来院される方へ、施術の流れやご利用案内はこちらにまとめています:https://taiyo-fukaya.com/guide/

田島 陽平(たじま ようへい)/治療家・株式会社キュアクオリティ代表。柔道整復師として20年以上の臨床経験を持つ。整形外科・接骨院勤務を経て独立し、埼玉県深谷市・熊谷市で2院を経営。カイロプラクティック歴15年以上・オステオパシーを組み合わせた独自の施術スタイルで、坐骨神経痛・腰痛・肩こりなど慢性症状でお悩みの方のサポートを行っている。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為や診断を行うものではありません。

症状が重い場合や長期間続く場合は、医療機関へのご相談をお勧めします。